夜中に響く生活音も一つの醍醐味として捉えることが大切

マンションやアパートの問題点と言えば、夜中の騒音ですね。
自宅マンションからもよく上階からカートを引く音や、ピンヒールで廊下を走っているであろう音が響いています。

寝る時間になったらそれらは生活音ではなく『騒音』という呼び名に変わります。
騒音とは自分の生活に邪魔になる雑音のことですね。
マンションやアパートでは、この騒音に悩まされることがほとんどです。

過去一人暮らしをしていたアパートでこんなことがありました。

自分は声優を目指していて、毎日朝早くから夜遅くまで声を出しまくっていました。
すると、ある日、隣の部屋から壁をドンと叩かれたのです。

さすがにうるさかったのかと反省し、声のボリュームを少し下げてトレーニングを行っていましたが、そんなに変わらなかったようで、学生さんから注意を受けたのを覚えています。

また、別隣には男性が住んでいたようなんですが、一度会った時に上から下まで舐め回すように睨まれて、怖い想いをしたことも覚えています。

それまで隣に誰が住んでいるかも怪しかったので、明るみになったのは良かったんですが、決して仲良くなることはない平行線の存在は悲しいですよね。
アパートでもコミュニティは大事にしたいと思っていたのですが、どうやらそれは難しいことのようです。

同じ考え方の人が住んでるわけじゃなく、むしろ『隣人との関わりなどいらん』と言う人も多いことは肌で感じ取れました。
隣人同士誰が住んでるかもわからない場合もあるので、下手に関わらないほうがいいのかと最近では思い始めています。

また、アパートは新聞の勧誘も怖いですよね。
一度家の中にまで押入られた時はどうしようかと思いました。

もちろん新聞の勧誘の人に、新聞代をタダにする代わりに身体を差し出せと脅されたこともあります。
抵抗できずにそのまま襲われてしまったことも一度だけあります。
その後、結局新聞代は請求されましたが、「無料でいいって言われましたよ」と言って支払いは断わりました。
人の身体を弄んでおいて新聞代もクソもないでしょう。

もう一人アパートの廊下で話しかけてきた新聞屋さんもいました。
その人にはお水の仕事を勧められました。

「新聞とってくれたらお水のお仕事紹介するよ」と言われましたが、『お水の仕事興味ねぇし』と思って、結局一時間の立ち話の末に諦めて帰ってもらいました。
アパートは管理人がいないので新聞業者が敷地内をウロついてるのが困ります。

廊下での人の話し声こそが最大の騒音になりかねないので、廊下での立ち話には注意したいですね。

古いアパートで起こったアリ騒動にはご用心

大学進学を機に田舎の実家を出て、地方都市で一人暮らしをしていた時のことです。
2階建ての4世帯入居タイプのアパートに住んでいました。
築何年なのかは分かりませんでしたが、その当時ですでに古いアパートでした。

私の部屋は2階だったのですが、なぜかアリが出る部屋でした。
なので、お菓子の食べ残しをそのままにしておいたり、甘味のゴミは洗って捨てなければすぐにアリが涌いてしまいました。
アリの行方を追ってみると、畳のへりのすき間から出入りしているようです。
畳の下にアリの巣があるのだろうか、と思いはじめは殺虫剤で対処していたのですが効果はあまりないようでした。
田舎の実家じゃあるまいし、ある程度の地方都市のアパートの2階でアリと共存するとは予想外でしたが、とにかくなんとかしなければなりません。

そこで「アリの巣コロリ」を使ってみることにしました。
アリの習性を利用したこの害虫駆除剤であれば、巣を根元から絶つことが出来るはずです。
3箇所にトラップをかけてアリたちを待ちます。
様子を伺っていると、アリたちが徐々に吸い寄せられるように「アリの巣コロリ」にやってきました。
アリたちがヤバイ毒をせっせと運ぶ姿を横目で見守ります。
歩いているアリたちを踏みつけないようにと気をつけながら、1週間が過ぎた頃には私の部屋からアリたちの姿は消えていました。

その後はアリ問題に悩まされることも無く過ごしていたのですが、ある日のこと、朝方なぜか寝苦しさを感じウトウトしていると、体にチクチクした感触を感じました。
寝ぼけていたのではじめはよく分からなかったのですが、だんだん意識がはっきりしてくると体のあちこちに何かが這うような感じがしてきました。
?と思い何気に腕を見てみると、アリが這っていました。
一気に目が覚めて起き上がり、布団をめくると驚いたことに布団の中は無数のアリたちで埋め尽くされていました。
田舎育ちで虫への免疫力は強いと思っていた自分でしたが、さすがに「ギャーっ!」となりました。

その間にも体中はチクチクしています。
慌ててパジャマを脱ぎましたが、今度は髪の毛の中もモゾモゾしています。
頭を下にして髪の毛を払うと、パラパラとアリが落ちてきます。
アリたちの動きを見てみると、アリはベッド横の窓から黒い列をなしています。
目で追うと窓の桟のすき間から出入りしている様子です。
窓を開けてみると、アリがアパートの壁を伝って私の部屋に上ってきていました。
なぜ、2階にある私の部屋なのか?隣じゃ違うのか?って言うか、1階はスルーなのか?
頭の中は???状態です。

取りあえずアリたちの道筋に殺虫剤をまいて、「アリの巣コロリ」を再び購入して設置しました。
しかし、その後すぐに体調を崩し数日間寝込んでしまいました。
喉の痛みと高熱で病院でも風邪と診断されました。
血痰まで出る喉の痛みははじめてでしたが、起き上がれるようになった頃にはアリの姿はありませんでした。
窓からも這い上がってきている様子はありません。
取りあえずアリ問題は解決したようでしたが、それ以来アリが苦手になりました。
その後、アリに刺されると体質によってはリンパが腫れて熱発を伴う場合もあると知りました。
はじめに部屋にいたアリも、外から入ってきていたアリも、よく見かける黒いタイプのアリだったので在来種だと思いますが、風邪だと思っていた喉の痛みや高熱はアリに刺されたことが原因だったのかどうか。

就職とともにそのアパートは出ましたが、それから20年以上経ったつい最近、その付近を訪れる機会がありました。
あのアパートもう無いだろうな、と思いながら様変わりした近所をブラブラ歩いていると、なんとまだあのアパートは健在していました。
しかも、まだ人も住んでいる様子です。
もしかしたら内装工事しているのかもしれませんが、その外見は私が住んでいた当時とまったく変わっていませんでした。
変わっていたのは「○○荘」というアパート名が「○○ハイムⅡ」となっていたことです。
「Ⅱ」と言うのですから「Ⅰ」があるはず、奥に入って行くと「Ⅱ」よりはまだ少し新しいと思われる「Ⅰ」のアパートがありました。
「Ⅱ」ももう少し新しくもらえれば良いのにな、と思いながらも、あの恐怖のアリ騒動アパートが健在なことにちょっと驚きながらも楽しい気分になりました。

マンションの騒音と変な管理会社には注意が必要です!

今のマンションに住んで10年以上になります。
住んでいるフロアには3軒入居しており、私の家はその真ん中です。
現在、日々の騒音に悩まされています。
真ん中の家は両隣の音が聞こえてくるので、端の家と比べると2件分、2倍の騒音がします。

まず、右隣、引越ししてきた当初は新婚さんでしたが、すぐに子供ができ、そしてもう一人子供ができ、上の子が今年から幼稚園だか保育園に通い始めると、ママ友もでき、と一般的な普通の生活ですが、その騒音はなかなかのものです。
まず、朝7時45分ジャストに子供が奇声を上げながら廊下を走ります。
寝室が廊下に面している部屋なので、それで起きないわけにはいきません。
月~金曜日まできっかり週休2日、それは規則正しく繰り返されます。

私は百貨店勤務なので、遅番だとお昼近くの出勤です。
仕事終わりが8~9時なので、どうしても夜型の生活習慣になってしまいます。
休みも不規則で、土日は用事がある時意外はあまり取れないので、ほぼ平日のお休みです。
たまの休みにはゆっくり寝ていたいところですが、右隣さんはそれを許してくれません。
上の子が保育園に通い始めると、ものすごく活発になりお友達とママさんたちも遊びにきたりして、まるで無法地帯の宴会場のような騒がしさです。
下の部屋の人から苦情来ないのかな、と思いますが、どうも下の住人も子供がいるらしく、これじゃ文句は言わなさそうです。

そして左隣さん、最近赤ちゃんが生まれたようで、夜泣きの際にはベランダに出てきます。
それはないだろう、と思いますがこれも苦情はないようです。
しかも、隣の奥様、中国の方らしく(表札のお名前が)国のご両親と姉妹が来ているご様子です。
その中国人、すごく朝が早いんです。
私の寝室と隣の洗面所が近いらしく、朝の5時から洗濯機をまわします。
それも毎日です。
今、家族が多いから仕方ないのかもしれませんが、なぜかこの中国人家族、ベランダで電話をします。
聞きなれない中国語がうるさく聞こえてしまうのは、私の心が狭いからなのでしょうか。
約、1ヶ月経ちましたが今のところ帰る気配はありません。
まさか住み着くのか。

住んでいるマンションはかなり古いのですが、やけに1階のロビーには力を入れています。
昨年、なぜか1階ロビーだけ改装が行われました。
新しくなった壁にやけにムーディーな雰囲気の間接照明、季節ごとの飾り付けや、誰が座るのかってなくらいのソファとテーブルが置かれています。
8階建てのマンションですが、その最上階に管理会社の男性が住んでいます。
つい先日、マンションが断水になりました。
これは以前にも何度かなったことがあるのですが、その度に応急処置しかしないせいか、定期的に断水になります。

日曜の午後10過ぎ、お風呂を入れようとしたら水が止まっています。
またか、と思いながらも廊下に出てみると、左右の隣人たち(旦那さんたち)もいます。
普段は、うるせーなと思いながらも「またですかね」なんて会話しながら、別階に住む管理人さんの部屋まで行きます。
暢気な管理人さんは、断水も不便でないのかまったくの他人事で、「そうなのよ、困っちゃうわ」な感じです。
こりゃだめだ、と最上階の管理会社の男性に電話しますが出ません。
部屋まで行きピンポンしますが、いるのかいないのかまったく出てくる気配なしです。

あきらめてまた管理人さんのところに行くと、下の階から水を持っていって良いと言うので、水運びを始めました。
その時、左隣さんが管理会社の男性に対して「こんな状態で出てこないのはおかしい」と納得いかない様子。
それから10数分後、水運びしているとエレベーターから赤い顔した管理会社の男性が「ご迷惑お掛けしてまーす」なんて言いながら、左隣の旦那にガードされて降りてきました。
左隣の旦那、管理会社の男性の見え見えな居留守を許さなかった模様です。
管理会社の男性の応急処置のおかげか、その後はすぐに水が出るようになりました。
その翌週末、半日断水状態で大掛かりな修理がされました。
1階ロビーの改装なんてする前に、なんでもっと早くに修理しなかったのか、変な管理会社です。
しかし、この断水騒ぎの時、騒いで廊下に出ていたのは私の階の住民だけでした。
ほかの人たちは気が付かなかったのか、我慢していたのか未だに謎です。